国立大(理系)の駄文

月1ペースで書きます。

自分が意味を与える

 何の意味があるのか探すこと。その意味は自分が与える。それが理想だ。そのためには教養、学問が必要。常にその意味を他人に聞くのではなく自分で探すのだ。それが色々な学問、芸術、文化、ビジネスへの理解に繋がる。芸術において、最後の1割の評価は見る人の解釈に委ねられる。それゆえ多様な解釈が生まれる。そんな作品が名作と言われる。だから僕は解釈のレベルを上げるためにいろんな本を読み、音楽を聞く。そして多彩な景色が広がる。楽しい。結局はこういうことが視野の差に繋がるとも思っている。

 くだらない先入観で食わず嫌いをするより、色んな味を知ろう。味わえる味は多い方が楽しいに決まっている。自分を想像を超えた経験をしよう。これだけの事を書けるようになったということは、横浜国立大学に入学した意味はあったかもしれない(笑)受験生は頑張ってください。

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名書2015「議論のレッスン」

 

福沢一𠮷 「議論のレッスン」生活人新書 NHK出版

 今年読んだ本の中で僕にとって一番、役に立った本を紹介します。今年の夏休みに大学の議論をするプログラムに応募していました。そのとき自分が「議論って何?」という状態であり、議論するからには知らないと話にならないなと思い、アマゾンなどのレビューを見て分かりやすそうだったので購入しました。
 この本の内容はシンプルに説明します。議論は主張(Claim)、根拠(Data)、論拠(Warrant)から成り、自分がしたい主張の下支えするものが根拠であり、根拠が主張につながる理由を示すものが論拠です。これらを根底に据えて議論において必要な事が実例などを交えて分かりやすく書いてあります。

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 僕は理系学生です。ちまたでは理系は論理的思考が出来るから就活で強いみたいな話をよく聞いていました。読書後に思ったことは「全然、論理的思考が出来てなかった(泣)」実験レポートなどが週一であったり、論理的なまとめが必要な課題はかなり、こなしてきていたと思っていましたが、そもそも主張根拠の結び付け方を理解していなかったのです。この本を読んでからは、レポートがよりまとめやすくなりました。冷静に、自分は何が主張したくて、どんな根拠が必要なのかがすぐに考えられるからです。

 文理問わず、レポートが上手く書けないとか書き方が分からないなという人、多くの情報の中から質の高い情報を選ぶ術が欲しい人など必読です。

www.amazon.co.jp

 

 

数十年間のうちに起こること

 最近、ブログを書くネタが無いというわけではないですがとりあえず書いてみます。とりあえず書くだけなので、根拠は薄いです。ご了承ください。僕が数十年間に起こるのではないかと思うことは

  1. 日本における移民政策による移民の大量受け入れ
  2. 翻訳技術の向上 

1.については2060年の日本は65歳以上の人口が総人口の40%をしめるようになり、15歳から64歳までの生産労働人口が減少する試算です。出生率が1.39あたりを推移しているのを見れば人口減少は明らかです。それによる弊害は国の経済と財政の致命的な悪化です。そこで移民を受け入れる政策が作られると思います。それ以外の答えを考えるのは難しいです。仮にそれが行われることになったと考えます。周囲の人間から(大学生)感じることとして、外国や語学に興味がある人は外国人、外国文化に親しみを持っているのに対し、その他6,7割はあまり興味がない、もしくは避けてしまう人が多いです。この傾向は上の世代に行くほど強いのではないかと思います。移民政策が始まれば、半強制的に外国人と向き合わなければならなくなるので、こういった「日本人という集団で仲良し」みたいな根底が覆されてくのではないかと期待しています。強制的グローバル時代になると思います。

2.翻訳技術の向上は僕が英会話があまり出来ないので、出来る人への嫉妬から考えたことでもあります(笑)。Googleなどの会社が実現してくれることを待ってます。簡単にコンセプトを言うと、スマホに話した日本語が即座に英語になり相手に伝わる技術です。英語で話されたことが日本語に聞こえるという逆も然りです。英語が苦手なビジネスマンには武器になるでしょう。一方でただ英語が話せる人は社会的に必要とされなくなります。通訳者の上位の人くらいしか生き残れないのではないでしょうか。それでも自分の専門分野と外国語の勉強は頑張ります(笑)たんなる馬鹿話を翻訳機で介してするなんてことわずらわしいですしね。

メイド喫茶に初めて行った

 現実と夢の区別はつけなければいけない。メイド喫茶に行ったきっかけは大学の先輩が誕生日であり、遊びに付き合う約束をしていたからです。1人でメイド喫茶に行くのも勇気が必要ですし、いわゆるオタクと思われるのが怖いため今回が良いタイミングでした。ビルのエレベーターに乗りつドキドキしつつ、いざ入店するとと可愛いメイドさんがテーブルまで案内してくれました。いわゆるメイド喫茶の萌え系アクティビティやメイドさんとの写真撮影などを終えて帰宅し一日経った今日、主に接客してくれたメイドAさんを好きになってました。「あ、これがリピーターになる人のパターンだ....」と思いました。ただ冷静に考えてAさんを好きな人は他にもたくさんいるといった無駄な物思いにふけり、メイド喫茶メイドさんが奉仕してくれるというコンセプトですが僕のように好きになってしまうと絶対に彼女にはなることは無いけれど店に通えばよくしてくれたり、無駄話ができる女性がいるという天国のようで地獄の沼にはまっていくことになるなと考察していました。そして沼にはまった場合でもAさんと僕がメイドと客という立場が続くのは数年くらいで(おそらくバイトであるから)それ以降会うことはないでしょう。僕の結論としてメイド喫茶は夢と置き、現実で頑張らなければと思いました(笑)
PS : 話は変わりますが、僕が行った喫茶は秋葉原なのですが秋葉原の凄さも感じました。すべてが趣味で出来ているのではないかという街であり、店で働いている人も店が扱っているものが大好きでオタクにとっては天国だと思いました。モード(ファッション)やドン小西さんの書籍も読み日本のファッションはほとんどが周囲の目ばかり気にして同じような保守的な格好をしているように思うようになり、それはライフスタイルにおいても全員が大学に進学して就職してといった「みんな同じが良い(一億総中流の悪いところか?)」感が漂っているように感じています。しかし秋葉原のオタクは「自分が好きなものは好きで周囲は関係ない。」みたいな精神性が感じ取れ格好良く見えました。

小さいときに見ていた大学生

小さいときに見ていた大学生はとても立派に見えた。おそらく中高生よりも身なりが洗練されているからかもしれない。基本的に考えていることは、女の子、遊び、勉強だ。しかし中高生と違うところは行動範囲や交流範囲が広がったり、勉強しなければいけないことが多い。またいろいろなところで責任が生じてくる。根幹は中高生から変わらないけれど、精神的、身体的な体力がかなり上がった気がする。現在は大学自体が多いし、進学する人も多いから大学生であることに何の価値もないと思う。しかも自分は大学3年生だがそれなりに幼い部分もある。21歳ってこんなものかと思いながら、年齢相応な言動をしたいと思っている。文系と理系の収入の記事に一喜一憂してしまう。意味はないのに。人を簡単に見下してしまう。かまってほしい投稿をSNSにする。人に振り回され、振り回したいのかは自分でも分からない。

耳管開放症に悩まされている

 

耳管開放症とは耳の奥と鼻の奥とつながっている管(耳管)が開きっぱなしになるために起こる病気です。耳がふさがった感じがしたり、自分の声が耳に大きく響いたりする病気で、時にはめまいや軽い難聴が起こります。不快な状態が続くと精神的にイライラしてきます。Cf:金沢市立病院 耳鼻咽喉科 石川 滋先生

http://web1.incl.ne.jp/ishikawa/PET/jp/jtitle.html

 僕はもともと慢性的な鼻炎とアレルギー性鼻炎がひどくアレルギーに反応する神経を切除するという後鼻神経切除術を1年半前に受けました。そしてアレルギー反応を起こす回数がとても減り、以前は鼻がまったく通気しなかったこともありましたが最悪な状態でも通気はする程になりました。しかし、その時期から耳の違和感があり、だんだんと疲労時に聞こえづらくなったり、ついには耳のつまりのような症状がでてきました。分かりやすくいうと、飛行機や新幹線で気圧変化があるときに耳がキーンとなりますよね。そのような感じです。そしてこの症状が強いときや弱いときがあるます。

 最近まで鼻の調子が悪いときに耳の調子が特に悪くなるのではないか?と考えていましたが、そうでもないです。現在、耳管開放症はマイナーな病気なので根本的な治療法がありません。僕は漢方療法(加味帰脾湯)で少し症状が軽くなるような気がするのでしばらくは、漢方療法、有酸素運動で対応していこうと思っています。症状がひどいときは集中力が極端に下がり、普段理解できるレベルの授業が理解できなくなったり、文字の読解能力が落ちるなど支障が出てきています。しかし自分の身体なのである程度コントロールできるようになりたいです。

アメリカに行ってきました。

 春休みを使いアメリカのポートランドに1か月短期留学をしてきました。目的は英会話力の向上と文化体験です。現地ではホームステイをして現地の大学で授業を受けました。とても濃密な時間を過ごしたため一度記事にしようと思いましたがまとまらなくて断念していました。現地での生活について、かいつまんで記事にしてみようと思います。
 初めて1か月もの間外国へ行くということだったので不安が大きかったのですが、生活に関しては3,4日で慣れました。というのも留学をサポートしてくれた会社や現地大学の助けがありました。しかしそれを抜きにしても「汚い中学英語でも暮らせる!」と思いました。治安に関しても日本より良いとはいえませんが夕方に家に帰れば危険ではなかったです。「1年間いれば英会話くらい出来るようになるのでは?」と思いました。なので1年以上の留学を考えている人は何を学ぶかも語学習得と等しく考えた方がいいと思います。
 生活環境は、自然が多く道路や建物も空間に余裕がある分大きかったです。開放感が違います。現地の人の人柄も温厚な人が多く日本に帰ってきたあとは「日本人って本当に余裕がない。焦っている。」というような印象を受けたほどです。和辻哲郎氏の『風土』を高校の教科書でチラ見したことがありますが、環境の違いが人間性に影響を与えるというのは本当かもしれないですね。
 アメリカへ行ったことで日本について気づいたこともありました。日本の住宅地はアメリカの郊外住宅地のミニチュア、日本の食事の美味しさ(世界一と言いたい。)、ファッション誌カルチャー誌の外国かぶれ具合、近所づきあいの希薄....etc
 これからは外国の真似から一歩踏み出して日本固有の土地、文化を生かしたオリジナルを各分野で作って発信することが求められると思いました。